ママちゃまの母屋の補修についてのお知らせ

この建物は三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の弟、弥之介により今から８５年以上前に、今の山の上の寮あたりに
建てられた別荘が、関東大震災により倒れた際、その木材を使って現在の場所に建てられたもので
時の流れとともに多くの箇所で補修が必要となってます。
そこで理事会とOB会の結論は、エリザベス・サンダース・ホームの原点であるこの建物を半永久的に
現在の場所に保存しようということになりました。
しかしながら児童養護施設の増改築を行う場合は、国からの補助金や公的な機関からの低利な融資を
受けられますが、この建物は、直接児童養護に関係する施設ではないため、これらの恩恵は一切
受けられず、すべて寄付金で賄わなければなりません。

理事会、OB会としても、全力を挙げて取り組みますが、この資金集めは容易なことではないと
予想されます。そこで卒業生の皆様やご縁のあった旧教職員の方々にも、われわれの心の故郷である
この建物の改修・維持・保全にご協力をいただけますよう切にお願い申し上げます。
できるだけ現状を変えない為、通常の大工ではなく宮大工に見積もりを依頼しました。
その結果は、次のとうりです


旧澤田園長邸補修工事

１、雨戸取り替え工事　 ６６５，０００円
２、南側及び西側硝子戸取り替え工事 ８１６，０００円
３、外壁修 １８０，０００円
４、土台水切り、屋根水切り銅板修理 ８０，０００円
５、欄間修理 ６０．０００円
６、欄間上壁修理 １７０，０００円
７、柱、長押アク洗い １３５，０００円
８、畳新規取り替え（国産）２８畳 ５０４，０００円
９、既設畳処分費 ４２，０００円
１０、畳下板直し ５０，０００円
合計 ２,７０２,０００円
消費税込総計 ２,８３７１００円



＊なお畳、壁等の張り替え時に痛んでる箇所が見つかる
　可能性がありますが、その分の見積もりは入っていません。

現在の目標といたしましては300万円を目指しております。